ウクライナが恐れる「凍結された紛争」とは 領土奪還の“必要性が上昇”したワケ

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 2022年2月24日に始まったロシアによるウクライナへの全面侵攻は、1年以上が経つ今も「終わり」が見えてこない。侵攻開始から程ない2022年3月には停戦協議がおこなわれたものの、その後は両国ともに一進一退の状態が続いている。

 いったいこの戦争は終わるのか? 終わるとするなら、いつ、どのような形で終わるのか? 現代欧州政治と国際安全保障が専門で、戦争開始前から状況を注視してきた慶應義塾大学准教授・鶴岡路人氏は、「端的に言って、ロシアとウクライナの和平合意に基づく戦争の終結は絶望的だ」と解説する。...

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