「大谷翔平」投手で“オレ様”全開のナゼ ピッチクロックがあぶり出す「もう一つの顔」とは
投球時間の制限は不利と言われたが
米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平(28)はメジャー6年目の今季、投手としての活躍が目覚ましい。5試合に登板し、3勝0敗、防御率0.64。開幕前に投打に獅子奮迅の働きを見せたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の疲労や、投球に時間制限を設けた新ルール「ピッチクロック」の影響をものともせず、サイ・ヤング賞も夢ではない快進撃が続く。飛躍的に進化した「投手大谷」を探ると、意外な一面が見えてきた。
マウンド上の大谷が、「ピッチコム」を内側に装着した袖に手を当て、球種を捕手に伝達する光景は今や見慣れたものになった。...