プーチンの「核使用」をいかに抑止するか? 可能性と対応を徹底考察

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 2022年2月24日のロシアによるウクライナへの全面侵攻の開始から1年余りがたった。これまでいくつかの局面で、プーチン・ロシア大統領が核兵器を使用するのではないかという懸念が伝えられてきた。

 脅しなのか、真剣なのか、その真意は本人にしか知りようはないが、現代欧州政治と国際安全保障が専門で、戦争の推移を注視してきた慶應義塾大学准教授・鶴岡路人氏は、「最終的に核兵器が使われるか否かを決するのは『抑止』であり、それは米国を中心とするNATO(北大西洋条約機構)の役割」と分析する。...

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