「妻を殺してきてくれ」「本気で愛してる」 平愛梨の弟・都議が不倫相手男性にだけ見せた“ヤバすぎる”素顔
提示された「ある条件」とは
聡さんが続ける。
「慶翔とは20年の2月上旬、ゲイが使う出会い系アプリを通じて知り合いました。“焼き肉をごちそうするよ”と誘われ、釣られてしまったんです。その日は彼の自宅マンションに泊まり、すぐに関係が始まりました」
当時、慶翔氏は都内でも有数の繁華街に近いタワーマンションの高層階に暮らし、自身のことを「大河翔」と名乗っていたという。
「しかも、付き合いたての頃は“法律関係の仕事をしている”と言っていたのですが、ある時郵便物を見て検索したら“この人なの!”と本名が分かってしまった。さらに検索すると奥さんも子どももいて、有名な人なんだと。ただ、それを指摘することはできず、ほどなく本人から“実は東京都議で平愛梨の弟なんだ。誰にも俺たちの関係を言うなよ”と打ち明けられました」
付き合うに際しては、ある「条件」を提示された。
「僕は消費者金融に80万円ほどの借金がありました。“一緒に住んだら、自宅に借金の通知がきて迷惑でしょう”と彼に言うと、“俺が借金を払っておくよ”とかばってくれて、すごくうれしかった。ただ、慶翔は僕の銀行のキャッシュカードを預からせてほしい、と要求してきたんです。いま思えばおかしなことなんですけど、“付き合うってそういうことだよ”“カード持っていると使っちゃうだろ”と。それで、慶翔名義の楽天銀行の口座を作って、脱毛サロンで働いていた僕の給料約20万円と、彼が家事などの対価でくれた毎月10万円を加えた計約30万円をそこに積み立てることになった。また、支払いが滞り、僕の携帯がストップしてしまうと、慶翔名義の携帯を渡され、それを使うことになりました。こうして僕の生活は彼に支配されていったんです」
「ケツ洗って帰ってこい」
その年の10月には正式に先のタワマンで同棲生活が始まった。その頃の二人のLINEを確認すると、蜜月ぶりが伝わってくる。
〈聡:やっとしょー君(注・慶翔氏)と同棲始まるんだね。いつもしょー君の期待に添えなくてごめんね。
慶翔:俺はずっと気持ち変わらないし今もこれからも本気で聡を愛しているからね。二人で頑張ろう〉
〈慶翔:聡と俺の間には愛だけでいいんだよね
聡:愛してる
慶翔:今日はケツ洗って帰ってこいよ
聡:え、帰って来れるの!?浣腸買ってくる!〉
だが、ほどなくして慶翔氏の情緒不安定な言動に振り回されることになる。
「付き合った当初から僕たちの関係にはいろんな波乱がありました。そもそも、慶翔はちょっとしたことでイライラしたり、脅してきたりする人で、週に1回はキレてきました。例えば、カップラーメンが早く出来上がりすぎて、“まだ家事してるだろ! 時間考えろよ、カップラーメンを店に返品しろ”と無茶苦茶言ってきたり。慶翔は束縛がすごくて。僕のLINEを見て、友だちを勝手にブロックすることもありました」
暴力を振るわれることもあった。
「彼との関係を勤め先の上司に相談していたんです。ところが、それに気付いた慶翔が職場にまで来て探りを入れてくるようになり、ある日、お店の入口近くで彼が聞き耳を立てていたらしく、後日、自宅で“お前、他人に俺のこと話してるじゃねえか!”と大げんかになりました。“だったら出ていく!”と玄関に向かうと、押さえつけられ、首を絞められたり、金属製のハンガーがゆがむほど体をたたかれました。さらに硬いティッシュケースの角で頭を殴られ、ダラダラと出血するほどのけがを負いました」
翌日、警察に相談するも、大事(おおごと)になることを恐れ、被害届を提出することはかなわなかった。
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