「無縁遺骨」は今後急増化 墓標より情報の多いSNSが墓石代わりに?(古市憲寿)

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 身寄りのない死者が増加傾向にある。「無縁遺骨」とも呼ばれるが、身元がわかっていても親族と疎遠で引き取りを拒否されるケースも多いのだという。2021年度だけでも、行政が親族に代わって葬祭費を負担した例は、全国で約4.8万件に及んだ。

 21世紀半ばにかけて、無縁遺骨はさらに深刻な問題となっていくだろう。第一の理由は婚姻率の低下。たとえば現代の80代や90代は、ほとんどが結婚経験のある人たちだ。子どものいる人も多く、年下の親族がいる可能性が高い。...

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