統一地方選で独り勝ち「維新」を脅かす大阪「万博・カジノ」用地の「カネ」と「汚染」

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ブラックボックスの中の800億円

 4月23日投開票の衆院和歌山1区補選では、日本維新の会の新人・林佑美氏が自民党二階派所属の門博文氏を下した。衆参五つの補欠選挙で、野党として唯一存在感を発揮したのが維新であるといえる。大阪府知事・市長選も制し、日本初のIR開業へ弾みをつけた格好だが、現場である大阪湾の埋め立て地ではいま「カネ」と「汚染」をめぐる問題が取り沙汰されているのだ。

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 それは、きたる2025年の大阪万博開催後、29年秋にもIR(統合型リゾート)が開業する見通しの、大阪湾に浮かぶ大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)にまつわる問題である。...

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