“相方の死亡届”まで提出した「おすぎとピーコ」の凄絶老後 先輩・美川憲一も「自分がいつそうなるか…」

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「二人の身の回りの世話をする人はいません」

 LGBTQなどの概念がまだ広く認知されていなかった1975年に芸能界デビューしたおすぎ(本名・杉浦孝昭)とピーコ(同・杉浦克昭)の双子ユニット。現在78歳の二人が認知症などの症状を見せ、しかもピーコが万引きをして逮捕されていたと報じられるに至り、世間の人々は何とも言えない複雑な感情を抱いたに違いない。あの快活で冗舌だった二人が……。芸能界の先輩、美川憲一も嘆いた、おすぎとピーコの凄絶な老後の日々とは。

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 二人の身辺に異変が生じていることは、ここ1年ほどの女性誌の見出しを並べるだけでも明白だ。

〈ピーコの幻迷「老老介護」の果てに〉(「女性セブン」2022年5月26日号)

〈エアコンとテレビをつけたままピーコが「消えた!」〉(「週刊女性」23年4月25日号)

〈ピーコ 哀しき「万引き常習」 施設で保護の寄る辺なさ〉(「女性セブン」23年5月4日号)

 おすぎとピーコの身に何が起こっているのか。ピーコの元マネージャーは、

「二人は今、別々の施設で暮らしています。二人には親族はいませんし、現在、身の回りの世話をする人もいません」

半年もたなかった「老老介護」

 共通の知人によれば、二人は21年秋ごろから、神奈川県横浜市西区にある、おすぎ所有のマンションで同居していたという。この知人いわく、

「おすぎさんが当時暮らしていた福岡の博多から(ピーコさんが一人暮らしをしていた)そのマンションに引っ越してきたのです。認知症が進んだ様子だったので、ピーコさんが心配してそうしたのだと思います」

 こうして双子による老老介護が始まったのだが、

「二人の同居生活はなかなかうまくいっていなかったようで、よく言い争っていました」

 と、マンションの近隣住民は言う。

「買い物に行こうとする時の出がけに部屋やマンションの前で“早くしなさい”とか“何してるの!”“さっさと歩きなさい”“ちゃんと靴履きなさい”と、ピーコさんがおすぎさんを怒っているのがよく聞こえてきました。おすぎさんの認知症が思いのほか進んでいて、ピーコさんとしてもうまくいかずにイライラしていたのだと思います」

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