【衆参5補選】大分「銀座ママ」は学歴自慢しながら大金星 世襲で辛勝「岸信千世氏」の困った評判
接戦と伝えられてきた衆参5補選。蓋を開ければ、和歌山一区は日本維新の会がもぎ取ったものの、他はすべて自民党の勝利だった。立憲民主党はゼロ。激戦となった選挙戦を振り返る。
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自民党内では「3勝2敗で十分」との見立てもあった。負けを覚悟していた一つが、与野党の一騎打ちとなった参院大分選挙区である。大分は旧社会党の勢力が強いと言われている地域で、立憲民主党が擁立したのは吉田忠智・前参議院議員(67)。だが、
「吉田氏の出身母体である自治労の中には、2年前に社民党を離党して立民に入った吉田氏を『裏切り者』と見ている者も多い。...