満員電車の通勤が無くならない「本当の理由」

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 3月18日からJR東日本は「オフピーク定期券」の発売を開始した。平日朝のラッシュ時の1時間半の間は使えない代わりに、通常の料金より10%程度の価格を下げたものである。通勤ラッシュの混雑を抑えるための施策の一つだ。しかし、そもそも会社員に「通勤時間を変える」という選択肢を与えたところで、どれだけの人が利用できるのだろうか。できることなら今すぐ満員電車通勤をやめたいと心の中で叫びながらも、会社や上司の方針に逆らえず、しぶしぶ通勤しているのが実情だろう。

 こういった日本企業特有の出社意識は、コロナ禍のテレワーク普及率にも如実に表れている。...

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