中国をはじめBRICSで進む“ドル離れ”の動き 真の要因はアメリカにあり 心配される前代未聞の事態
中国に追随するブラジル
「中国が国際基軸通貨であるドルの弱体化を望んでいるという一定の証拠がある」
米大統領経済諮問委員会(CEA)のメンバーのジャレッド・バーンスタイン氏は米上院銀行委員会が4月18日に開いた公聴会でこのように述べた。
この発言は、昨年2月のロシアのウクライナ侵攻後に、中国を始めBRICS(ブリックス)の間で「ドル離れ」の動きが生じていることを意識したものだ。
BRICSとはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5カ国の英語の頭文字を並べたもの。...