「佳子さま整形情報」も飛び交う“中傷サイト”に頭を抱える宮内庁 海外勢力関与の可能性は?
フォロワー数1800万人を超す英国王室
秋篠宮ご夫妻が多感な時期の悠仁さまを気遣われるあまり、世間の目から遠ざけられようとしていることが背景にあるというのだ。
「せっかく広報室が設けられても、秋篠宮ご夫妻が情報発信に積極的でなければ宮内庁もなすすべがない。皇族の方々の意識が変わらなければ、役人らもホームページを模様替えすることぐらいしかできません」(同)
宮内庁の公式サイトは99年に開設され、王室を持つ他国に先んじた試みだったと振り返るのは、海外の王室事情に明るい関東学院大学教授の君塚直隆氏だ。
「当時、世間のバッシングを受けた美智子さまが失声症を患ったことで、宮内庁は情報発信の重要性を認識したのです。片や英国では97年のダイアナ妃の事故死を機に、次の王位継承者はチャールズ皇太子ではなくウィリアム王子にすべきだとの批判が噴出。国民の理解を得ようと、英王室は日本と同時期に公式サイトを立ち上げ、2007年にユーチューブ、09年にはツイッターを始めています」
フォロワー数は1800万人を超えており、SNSを始める前から宮内庁は大きく水をあけられている。
「ヘンリー&メーガンによってウィリアム王子をはじめ王室メンバーが中傷されても、イギリス国民は英王室を支持し続けました。片やSNSも持たずスピード感に欠ける宮内庁は、眞子さんの結婚問題でも効果的な広報活動ができず、さまざまな情報が出回ってしまいました。日頃から迅速な情報発信をしていれば、デマや誤った情報が出ても、国民の多くは“あり得ない”と一蹴してくれるでしょう。未然に“火事”は防ぐことができるのです」(同)
国民の中に未だくすぶり続ける火種を、広報室は打ち消すことができるだろうか。
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