「佳子さま整形情報」も飛び交う“中傷サイト”に頭を抱える宮内庁 海外勢力関与の可能性は?

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日本でネット工作

 世界のインテリジェンス事情に詳しい国際ジャーナリストの山田敏弘氏が言う。

「中国にはネットの工作部隊『網軍』が存在します。現地で『網』はネットを意味しますが、近年は海外で中国を利するような世論操作、プロパガンダをネット上に仕掛けているとされています。米国の防衛政策シンクタンクであるジェームズタウン財団のレポートでは、正規やパートタイムのボランティアなど何らかの形で工作に関与している人間の数は2千万人以上にも及ぶそうです」

 日本でも気になる動きがあったと山田氏が続ける。

「2年前、人民解放軍に属する夫を持つ女性から依頼された中国人留学生が、日本国内で不正にデータを持ち出したり、サーバーを設置したりして逮捕状が出された事件がありました。当の留学生は中国へ帰国して逮捕を逃れましたが、日本のサーバーで大量のSNSアカウントを作成する目的があったといわれています」

 日本でネット工作を行う際、中国の関与を隠せるメリットがあるというのだ。

未来の天皇への親近感

「ネットでの誹謗中傷は、宮内庁から“正しい情報”が丁寧に発信されていないのも、原因だと思います」

 そう指摘するのは、皇室制度に詳しい歴史学者で静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次氏である。

「小室家の金銭トラブルに始まり、悠仁さまの作文無断引用疑惑、40億円以上という秋篠宮邸の改修工事の是非に加えて、佳子さまだけ工事中の仮住まいだった御仮寓所に残られる理由など、国民が知りたいことはたくさんありますが、いずれもキチンとした説明がなされていません。批判の端緒は秋篠宮ご一家の側にあるのに、そうした指摘を誹謗中傷だとひとくくりに自らの正当性ばかり主張されては、国民の理解を得るのは困難では」

 さるベテランの皇室ジャーナリストは、こう話す。

「この春休みを利用し、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまがお忍びで九州方面へ旅行に出かけられたそうなんですが、警備の都合でリアルタイムは無理でも、帰京してから国民に向けて旅出のご様子を公表してもいいのにと思います。もともと愛子さまと比べても悠仁さまの情報発信は少なく、幼少期から成人までの成長過程を国民と広く共有できなければ、未来の天皇への親近感を持つことが難しくなる。皇室の存続には国民からの支持が不可欠ですが、その根本となる皇族の方々への敬愛の念は、一朝一夕で湧くものではないのですから」

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