ポケモンカードセットが2千万円! 高額取引が常態化したトレカ市場「規模は最低でも1700億円」

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プレイヤーからコレクターに転ずる人が増加

〈人気トレカ転売、1億円申告漏れ〉――との報が流れたのは4月6日のことだった。共同通信によると、神戸市の男性3人と会社1社が2017年~21年の間で8千万円の申告漏れを大阪国税局から指摘された、というのだ。それだけの申告漏れができるということは、かなりの稼ぎがあったということになる。一体どういうビジネスなのか?

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 トレカとはトレーディングカードの略称で、一般的には「ポケモン」や「遊戯王」等のゲーム、漫画から生まれたトレーディングカードゲーム(TCG)で使われる。

 で、このカードが近年、超高額で取引されているそうで、今回摘発された「事件」も、その現象のひとつ。ITジャーナリストの石井英男氏が目下の状況を解説する。

「とくにポケモンカードで顕著です。ゲーム自体は90年代からあったのですが、数年前から人気ユーチューバーなどの影響でプレイヤーが急増。コロナ禍で対戦が難しくなり下火になるかと思ったら、プレイヤーからコレクターに転ずる人が増えて、投機的な売買に火が付きました」

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