「隆二の何を知ってるのか知らんけど…」 岸田総理襲撃の容疑者の父が取材に語った本心
元総理が凶弾に斃(たお)れた記憶も生々しい折も折、刷新された警察のマニュアルをあざ笑うかのごとく今度は、現職の総理が爆弾で襲撃される事件が起きた。容疑者が指名した著名な弁護士、実の父親が本誌(「週刊新潮」)に語ったこと。そこから浮かぶ“テロリストの心象風景”とは。
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和歌山県和歌山市。紀伊水道に面した雑賀崎(さいかざき)は、
〈紀伊国の/雑賀の浦に出で見れば/海人の燈火/波の間ゆ見ゆ〉
かつてそう万葉集にも歌われた歴史ある地で、最近はイタリアの景勝地になぞらえ“日本のアマルフィ”とも称される。...