大泉洋の実兄と現市長による「GLAY争奪戦」 TAKUROが両陣営にビデオメッセージを

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 一地方都市の首長選にしては異例の注目度である。4月16日に告示された函館市長選挙。大泉洋とそっくりの実兄が出馬しているからに他ならないが、そこに人気バンドの争奪戦が加わり、幕末「箱館戦争」の死闘再来!?

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 選挙戦初めての週末。

「大泉さんって、弟は選挙に利用しないって言っているじゃないですか」

 とこぼすのは、挑まれる格好になった現職・工藤壽樹市長陣営の関係者である。

「でもね、人とのあいさつの去り際に、聞かれてもいないのに“私は大泉洋とは関係ないですから”って言うそうです。それで逆に意識付ける。弟さんの知名度をうまく利用してますよね」

戦いが激化

 4選を目指す工藤市長に挑むのは、元市役所職員で保健福祉部長や観光部長などを務めた大泉潤氏(57)。大泉洋の実兄だ。

「現状は、大泉さんが優勢と言っていいと思います」

 とは、さる市政関係者。

「現職は多選で73歳と高齢。函館市は人口減が甚だしいなど衰退著しく、市民は現状への不満が大きい。その空気にマッチしているのが大泉さんです。知名度も抜群ですからね」

 ただ、と言って、続ける。

「出馬を表明した昨夏は当選確実といわれていましたが、差は詰まってきています。現職に組織票の固い自民党や公明党が付きましたし、大泉さんが大風呂敷を広げていることもある。『北海道新幹線の函館駅乗り入れ』とか『ふるさと納税の税収を10倍にする』などの公約には“ホントにできるの?”と首をひねる有権者も少なくないですよ」

 かくして戦いは一層激しさを増しているのである。

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