国の分断を回避するために今、アメリカが考えていること 世論調査で浮き彫りになる米国人の変化
米国で人工妊娠中絶の是非を巡る対立がさらに深まっている。
南部テキサス州の保守派連邦判事が4月7日、米食品医薬品局(FDA)が2001年に行った経口妊娠中絶薬「ミフェプリストン」の承認差し止めを命じたのに対し、司法省が10日、差し止めの保留を連邦控訴裁判所に求めた。
米国では経口薬による中絶が増加しており、米疾病対策センター(CDC)によれば、2020年の中絶の51%が経口薬で実施されたという。
今回の対立も最終的には連邦最高裁判所(最高裁)に持ち込まれる可能性が高く、その判断に注目が集まっている。...