1カ月無ければ“レス夫婦” 「あなたがしてくれなくても」に見るNG行動、専門家の助言は

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レス問題の解決策とは?

「どんな夫婦にもレスのきっかけはある」と池内さんは言う。

「夫婦の不幸なところは、結婚するまで2人の性生活に関する感覚が本当に一致するかは分からないということです。付き合っているときは、体調が良い時に、いつもより少し素敵な姿でデートしますよ。でも夫婦となれば日常を一緒に過ごすわけですから、良い時も悪い時もある。相手がジャージでダラダラしている姿やダサいところも見なければいけないのが生活というものなんですけど、想像していたものとギャップを感じるということは男女ともにあると思います」

 それでは、レス問題の解決策は何だろうか。

「残念ながら、これをやればOKというものはありません。夫婦と言っても人間関係ですから、妻の性格、夫の性格、夫婦の関係性によって、有効な策が違います。自分から誘うのか、誘われるように仕向けるのか、またレスの悩みを話し合った方がいいのか、自然とそういう空気を作った方が良いのか……上手くいく方法は夫婦それぞれ違うと思います。デリケートな問題だからこそ、カウンセラーのような第三者に助言を求めるのも有効です」

 一方で、さまざまな夫婦にも共通する対策はある。

「夫婦はお互いに『自分を大切にしてほしい』と思っています。逆に言えば、『大切にされていない』と感じた時に、関係が悪くなりレスにも繋がる。基本的なことですが、レスの対策としては夫婦がお互いを大切にするということだと思います。日中仲が悪いのに、夜だけ仲良くというのは無理ですから」

 最後に、池内さんはドラマにこんな期待を寄せる。

「ドラマの視聴率は苦戦するかもしれませんが、漫画はヒットしているので、夫と一緒には見られなくても、配信で見るという女性も多い気がします。レス問題という、ある意味タブー視されてきたテーマを扱うことで、時代が変わるきっかけになるのではと期待しています」

デイリー新潮編集部

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