1カ月無ければ“レス夫婦” 「あなたがしてくれなくても」に見るNG行動、専門家の助言は

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刺激的な下着では解決しない理由

 日本性科学会では、レスを性的な触れ合いが1カ月以上ないことと定義している。

「1カ月と聞くと短いと感じるかもしれません。ですが、レスの期間が長くなれば長くなるほど、それが当たり前になってしまい、改善することが難しくなると思います。普段の生活では気恥ずかしくなって出来ないなら、旅行に行ったりホテルに泊まるなどして、なるべく早くきっかけを作ることが大事です」

 ドラマでは、レス解消のために主人公が下着を買うシーンがあるが、

「レスに悩む妻が、新しい下着を買う、寝る時にも化粧をするといった方法で解決しようとすることがありますが、露骨なアピールは逆効果になることも多いです。もちろん身ぎれいにして女性らしく振舞うということ自体は意味があると思いますが、男性はプレッシャーに弱い。そもそも妻側が『女性として見られない』ことが原因だと勝手に思っているだけで、問題は別のところにあるということもあります」

 ドラマの主人公のように夫側が拒否する場合、どのような原因が考えられるのだろうか。

「外に女性がいるというパターンが多いですが、浮気をしていない場合も、もちろんあります。性的な部分に関しては、とにかく男性は繊細なんです。自分の能力に自信を無くしていたり、過去に妻に断られた経験が尾を引いていたり……。女性からしたら、ものすごく些細なことで傷ついて、それがきっかけになっていることが多い。結婚生活が長くなると、お互いに遠慮が無くなるのは仕方がありませんが、妻が結構きついことを日常的に言っていて、夫がそれにへそを曲げているということもあります」

 子どもが生まれたことがきっかけになることも多い。

「特に出産後は、ホルモンの影響で女性が情緒不安定になったり、夫に口うるさく言ってしまうことも多いですよね。小さな子どもを守り育てないといけないから当然なんですが、子どもが生まれたことがきっかけでギスギスした空気になり、そのままレスになることもよくあるパターンです」

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