日本で一番「ロヒンギャ難民」が集まる街「館林市」 280人が“館林”を選んだわけ
群馬県高崎市から茨城県鉾田市まで北関東を横断する一本の道。それが国道354号線だ。誰が呼んだか、この「エスニック国道」は知る人ぞ知る異国飯の本場なのである。
外国人労働者が集まるレストランやモスク、ときには彼らの自宅でアジア専門ライターの室橋裕和氏がふるまわれるのは、湯気立ち上る皿、皿、皿。
今回、訪れたのは、群馬県館林市。ここは、ミャンマーでの迫害から逃れて来日したロヒンギャの大半が住む街である。在日歴25年以上の男性から、館林とロヒンギャの歴史を聞くうちに、日本の難民政策のダブルスタンダードも垣間見えてきた。...