「こども家庭庁」を率いる小倉大臣、スピード離婚2回の理由は? 発足式では子どもより目立とうとする場面も

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「異次元の少子化対策」を遂行すると胸を張る岸田政権。そんな政府の肝いりで新設されたのが、子どもや家庭に関する施策を束ねる「こども家庭庁」だ。その発足式で招待された子どもたち以上に目立ってしまったのが、誰よりも大人たるべき大臣ご当人だった。

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 霞が関で今月3日に行われた「家庭庁」の発足式には、少子化担当大臣・小倉將信(まさのぶ)氏(41)が出席。招かれた6人の子どもと「書道」に臨んだ。が、何だか違和感の残る光景だった。

「『こ』『ど』『も』『家』『庭』『庁』の6文字を筆でしたため、データに取り込んで役所の看板に反映させる趣旨でしたが……」

 とは取材にあたった記者。

「最後の『庁』の字を小倉大臣が書き、子どもの一人は役所のスローガンである『こどもまんなか』という文字を書くことに。本来なら6文字すべてを6人の子に任せ、小倉大臣が『こどもまんなか』を担当すりゃいいんじゃないかと思うんです。このスローガンを書いた女の子が弾かれたみたいで気の毒で……」

看板に自身の痕跡を刻みたかった?

 記者氏がそんな見解を抱くのにはワケがある。

「去年8月、会見で小倉さんは“前任の野田聖子大臣から、役所に掲げる看板の文字は大人ではなく子どもに書いてもらったらどうかと言われた。私もまったく同じことを考えていた”と発言している。なのに今回、『庁』の字を書いたのは、看板に自身の痕跡を刻みたかったのかなと」

 この点、小倉大臣の代理人弁護士によると、大要、次のような経緯だった由。

 昨年12月時点で小倉氏が「庁」の字を書く案になっていた。3月下旬、医療的ケア児1名の参加が追加で決まって「こ」の字を受け持つことに。そこで「こ」を書くはずだった子がスローガンを担当する運びとなった。小倉氏が「庁」の字を書くことで誰かが弾かれたなどの事実はない。

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