「あの人が呪いばかけてしまった…」 青森放火殺人事件、「十文字家」をめぐる怨念の原点とは

国内 社会

  • ブックマーク

「敷地内に業務用焼酎の4リットルボトルが…」

 88歳の老婆から9歳の少女まで、5人が死亡した「青森放火殺人事件」。4月13日の未明に青森県六戸(ろくのへ)町で起きたこの事件では、火災翌日、青森県警が容疑者不詳のまま現住建造物等放火容疑で、亡くなった5人のうちの一人、砂渡好彦(すなわたりよしひこ)さん(92)の自宅を家宅捜索した。新聞は「土地をめぐるトラブル」として報じているが、事件の背景には何十年にもわたる怨念が潜んでいる可能性があるのだった。

 ***

 火災で焼け焦げた六戸町のその家では8人が暮らしていた。...

記事全文を読む