「池袋暴走事故」妻子を奪われた遺族が、民事裁判で91歳「飯塚受刑者」からの“謝罪”申し出に激怒した理由

国内 社会

  • ブックマーク

 被告代理人を通じて、松永拓也さん(36)のもとに謝罪の申し入れがあったのは2021年9月下旬のことだった。被告は飯塚幸三受刑者(91、禁錮5年の服役中)と損害保険会社の代表である。(前後編の「後編」)【水谷竹秀/ノンフィクション・ライター】

 その上申書には、次のように記載されていた。

「本件事故につき、直接謝罪する機会を設けさせて頂きたいと考えています。そこで原告(松永さん)らが上記被告飯塚の要望に了承頂けるのであれば、裁判所において下記候補日程で、新たに期日を設定頂きたく上申いたします」
...

つづきを読む