岡本和真「バット八つ当たり」にMLB直訴の兆候 “原巨人”に嫌気で「流出不可避」の声
松井もチームに居心地の悪さを感じていた
岡本は日本が金メダルを獲得した東京五輪にも招集されないなど、日本代表に縁がなかった。それが今回、大谷らMLBの一流選手とともに世界一を勝ち取ったことで原点に返り、最高峰の舞台を目指す志が蘇っていても不思議ではない。
一方でWBCから巨人に戻ると、原全権監督による、いつもの独善的な采配が待っていた。チームは開幕から15試合で5勝10敗の単独最下位で、球団史に残るほどのスタートダッシュの失敗。岡本にはポジティブ、ネガティブ両面でMLBを目指す動機付けがある。
「松井のメジャー移籍も、野球観が異なる清原(和博)が派閥をつくるなどしていたチームに居心地の悪さを感じていたことが一因だった。岡本の場合は、原監督が将来を見通せない采配を振っている現状とダブる。岡本を4番に育てた(高橋)由伸が監督復帰でもしない限り、ポスティング移籍を申し出てくれば慰留は難しいのではないか」(前出の巨人スタッフ)
他球団のFA選手には敬遠される現状で、将来的に自軍の4番にまで愛想を尽かされるようなことになれば、いよいよ巨人は末期的だが……。
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