「教場0」 キムタクの存在感ばかり注目されるが、正統派ミステリーとしての評価はどうなのか
木村拓哉(50)が主演するフジテレビの新連続ドラマ「風間公親-教場0-」(月曜午後9時)は異色の作品と呼べる。日本のドラマとしては珍しく、正統派のミステリーだからである。どうしてもかつての視聴率王・木村の存在ばかりクローズアップされるが、総合的に評価すべき作品だ。
「風間公親-教場0-」は倒叙ミステリー。物語の序盤で犯人と犯行手口が視聴者に明かされる。その後、神奈川県警捜査1課の刑事指導官・風間公親(木村)と新米刑事・瓜原潤史(赤楚衛二・29)が犯人を割り出し、犯行を立証する。...