日テレ「だが、情熱はある」は低視聴率でスタート 社内で囁かれる“戦略ミス”とは

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

番組宣伝

「若林と山里は『たりないふたり』というコンビを組んでいた時期があり、2人がメインのバラエティ番組も日テレで放送されていました」

 バラエティ番組「たりないふたり―山里亮太と若林正恭―」は2012年の放送だ。レギュラー終了後は特番として放送されたが、2年前にコンビも解散した。彼らがモデルのドラマが、なぜ今になって制作されたのか。

「この4月から山里がMCを務める朝の情報番組『DayDay.』がスタートしたことが最大の要因でしょう。日テレ編成部は、山里をモデルにした連続ドラマを制作し、少しでも『DayDay.』の宣伝につなげたいと考えたようです」

「DayDay.」もそれほど数字が良くないと聞く。

「平日朝の情報番組と日曜夜のドラマを見る視聴者層は被っていません。ですから、どちらにとってもプラスにはならなかった。編成が視聴者を甘く見ていたということでしょう。さらに、主演のジャニーズの2人以外は地味な俳優しか出演していないというのも、話題性を欠く原因かもしれません」

 いやいや、そうでもない。若林の父親役には光石研(61)、山里の父親役には大人計画の三宅弘城(55)、さらに、若林の祖母役には“狂気女優”白石加代子(81)、テレビプロデューサー役に薬師丸ひろ子(58)、“空耳アワー”の安斎肇(69)などなど、ドラマ好きを唸らせる配役だ。

 実際にドラマを見てみれば、主演の2人はそれぞれの特徴をよく掴んで演じている。人気芸人になる前の彼らにつてはあまり知られていないため、視聴者には驚きもあった。なにより、脇を固める実力俳優たちがいい味を出していて、オードリーの春日俊彰(44)を演じている戸塚純貴(30)のキャラも悪くない。むしろ水卜麻美アナ(35)のナレーションが浮いて感じるほどだ。今後は南海キャンディーズの山崎静代(44)を演じる富田望生(23)やマネージャー役の坂井真紀(52)も楽しみだ。

「“ジャニーズの2人があの2人を演じる”といった事前情報が多すぎて、かえって視聴者層を狭めることになってしまったのでは?」

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。