これぞ男の意地! 放出された球団に“一矢”報いた名選手たち
「巨人をクビになって、はらわたが煮えくり返った」
昨オフ、“衝撃のトレード”で中日を放出されたDeNA・京田陽太が4月9日、古巣・中日戦の初打席で中前安打を記録し、林琢真の犠飛で7点目のホームを踏むなど、移籍時に誓った“こてんぱんの勝利”に貢献した。過去にも移籍1年目に古巣と因縁対決を演じ、一矢報いた選手がいる。【久保田龍雄/ライター】
長年尽くしたチームを放出された無念を翌年の開幕戦で見事晴らしたのが、ハワイ移民の日系2世・与那嶺要である。
1951年に戦後初の米国籍選手として巨人に入団した与那嶺は、在籍10年間で57年のMVPをはじめ、首位打者3度、ベストナイン選出7度など、優勝8回、日本一4回の黄金時代に大きく貢献した。...