“国際手配犯”となった「ガーシー容疑者」帰国の可能性 カギを握る捜査員「現地派遣」のタイミング
「帰国はしない」
警視庁はガーシー容疑者のTiktokとツイキャスのアカウント凍結を運営会社に要請するなど、追及の手を緩める気配は一向にない。しかし、その裏では焦りも見られるという。
「SNSのアカウント停止措置には、ガーシー容疑者の“発言(影響力)封じ”と“資金源を断つ”という2つの狙いがありますが、警視庁幹部が期待した“ガーシー容疑者が観念して自主的な帰国に傾く”といったシナリオは不発。実のところ、警視庁としても打てる手はほぼ打ち尽くした状態で、捜査進展のカギを握るのは“捜査員派遣の成否”というのが共通した認識になっています」(前出・警視庁詰め記者)
一方のガーシー容疑者の出方について、前出の小川氏はこう話す。
「ガーシー容疑者は帰国しない意思を表明しており、“逃げも隠れもしない”という態度です。実際、UAE当局が強制送還などに協力しなければ、ガーシー容疑者が今後もドバイにとどまり続けることは十分に可能。警察当局だけでなく、日本政府も含めてUAE側にどれだけ“圧力”をかけられるかが、今後の勝負の分かれ目になる」
最終局面に入ったガーシーVS警視庁の攻防劇。その帰趨は間もなく見えてくる。