ハイカルチャーを志す「きつね」のネタ、実はお笑いの本流 ザ・ドリフターズにも通じる魅力を読み解くと

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 お笑いの世界では、歌や音楽を取り入れたネタは「リズムネタ」「歌ネタ」などと言われる。リズムネタも立派なネタには違いないのだが、わかりやすくて子供にもウケやすいことから、何かとなめられたり、低く見られたりすることも多い。

 そんなリズムネタ軽視の風潮に屈することなく、新しい形のリズムネタで世に出てきたのが、大津広次と淡路幸誠のお笑いコンビ・きつねである。そのルーツは、彼らが学生時代に組んでいた5人組のコントユニットである。そこから1人ずつメンバーが抜けていき、現在のコンビになった。...

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