総工費880億円を投じて大改修 「京都競馬場」はどう変わったか
京都競馬場開設100周年の記念事業
4月10日、京都市伏見区にある「京都競馬場」で整備工事竣工の記念式典が開かれた。鏡開きには日本競馬界のレジェンド、武豊騎手をはじめ、福山哲郎参議院議員や西脇隆俊京都府知事、門川大作京都市長など、競馬や京都にゆかりのある関係者がずらり。さらにはなぜか、橋本聖子参議院議員の姿も。
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今回の京都競馬場整備工事は、再来年に迫る京都競馬場開設100周年の記念事業の一環。総工費約880億円を投じ、1980年竣工のメインスタンドや馬場などの改修が行われた。
この間の競馬開催は20年11月から、2年5カ月間も休止されていた。
競馬ファンの方はご存知だろうが、京都競馬場の看板レース、天皇賞(春)や菊花賞も、実は2年続けて阪神競馬場で代替開催されていた。
武豊騎手と一緒に鏡開きに参加したのは?
そのグランドオープンに先駆けて、施設内の豪華な「馬主エリア」で催されたのが今回の記念式典だった。
そこで招かれたのが、日本騎手クラブの会長でもある、日本競馬界のレジェンド武騎手をはじめとした関係者と、前述の通りの橋本聖子氏。
橋本さん自身は競馬や京都に縁のある人物ではなさそうだが、どういった事情があったのだろうか。
生家は北海道の競走馬生産牧場
タネを明かすと、自民党には「競馬推進議員連盟」という2002年に発足した議連があり、橋本議員はその会長を務めているのである。
そもそも橋本議員の生家は北海道の競走馬生産牧場。競馬とは縁が深い。
式典の来賓あいさつでも、「京都競馬場へは小学生の頃、父に連れられて来ました」という思い出話を披露していた。
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