大谷翔平に「WBC後遺症」の懸念が 過去にイチロー、松坂大輔も大会終了後に故障

スポーツ 野球

  • ブックマーク

最低でも20勝

 かような懸念材料はあるものの、出だしは好調な大谷。今季、エンゼルスと3千万ドルで単年度契約しているが、トレードがなければシーズン終了後にはフリーエージェント(FA)になることが既定路線と見られている。

「大谷はかねてより“ヒリヒリする9月を過ごしたい”と発言しているとおり、優勝争いに加わりたいという気持ちが強い。ですが、開幕戦でも救援投手が打ち込まれて逆転を許し、大谷の白星が吹っ飛んだように、今のエンゼルスはチームとして勝てる態勢ではない。昨季、投手として15勝を挙げてはいますが、味方の援護がもっとあれば、最低でも20勝はできました」(前出・デスク)

 つまり、選手層が厚い他球団ならばより多くの白星を挙げ、優勝争いもできるというのである。

「FAになれば各球団が獲得のため一斉に動き出します。移籍先候補の最右翼は資金力があり、球団の人気も高いロサンゼルス・ドジャースです。移籍した場合、年俸はメジャー史上最高の5千万ドル(約66億円)は下らないと見られています」(同)

 無論、すべては今後の活躍次第。懸念をはねのけて、更なる高みに到達できるか。

週刊新潮 2023年4月13日号掲載

ワイド特集「激流の彼方に」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。