「ガーシー」陥落の日を待ち構える警察

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パスポートの紛失

 YouTubeなどで著名人らを繰り返し脅迫・中傷したとして、警視庁が暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などの疑いで逮捕状を取っている元参議院議員のガーシー(本名・東谷義和)容疑者。外務省から出ていたパスポート返納命令に対し、ガーシー容疑者は紛失届を出し、結果としてパスポートは失効することになった。その後に国際手配されたことも明らかになっている。警察の捜査包囲網はどう狭まっていくのか。

 ここまでの流れを振り返っておこう。

「参議院から除名された翌日に警視庁は逮捕状を取得し、ガーシー氏は議員から元議員、そして容疑者となりました。さらに警察庁が外務省に依頼し、ガーシー容疑者に対してパスポート返納命令を出していました。返納期限は4月13日。その前日になって、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにある日本の総領事館に、“パスポートを紛失した”旨の届けが出されたということです」

 と、社会部デスク。

 結果的に、ガーシー容疑者のパスポートは失効することとなった。

今回の捜査は茶番だなと

「パスポートに関して警察当局が想定していたシナリオは、返納命令前の帰国の可能性がほんの少しで、そうでない場合はひとまず返納命令に従うだけ、というものでした。今回は後者の変形という対応なので、その意味では想定内なのですが、パスポートをなくしたとの”言い訳“は想定外だったようです」(同)

 相前後し、文藝春秋誌上でインタビューに答える形で、ガーシー容疑者はこんなふうに語っている。

《脅迫と言われてもね、真実を伝えているだけなので。完全に今回の捜査は茶番だなと思っている。既得権益を持っている人間が動いているんだろうなって認識しています。警察担当の記者からも色々聞きましたけど「完全に国策で動いている」って言い方をされたんで。ワケわからん容疑をいっぱいかけられて、再逮捕、再逮捕となったら「刑務所入ってるんと一緒やな」と思って、日本に帰らない選択をしました。どう思います? 名誉毀損の罪で、国際指名手配かけますか!》

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