NHKストーカー被害者が看板番組に抜てき、桑子真帆アナが「番組変更」を直訴した理由 NHK人事の舞台裏
ワーキングマザーを起用する流れ
彼女に対する特別待遇には嫉妬する声も当然上がっている他、
「番組で共演する瀧川剛史アナ(41)との関係を心配する声もあります。女王である和久田アナがやってきて、瀧川アナはサブ的な役割に回るとなると面白くないですからね。和久田アナ復帰後最初の放送になった4月3日の番組冒頭が和久田アナのワンショットになるのか、瀧川アナとのツーショットになるのか注目されていましたが、結局ツーショットに。二人のバランスを取った格好です」(同)
さまざまな方面に波紋が広がってもなお、NHKが「和久田シフト」を敷くのはなぜなのか。
「一つは、単純に能力が高いから。東大卒で頭の回転が速く、顔も知的な美人だし、シリアスなニュースを読んでいても安心して聞いていられる。ニュースを正確に間違いなく読む能力に関しては頭抜けているといえます」(先のNHK報道部門関係者)
それだけではなく、
「和久田アナが看板番組のメインキャスターとして復帰すれば、局としても“ワーキングマザーを大切にしている”“多様な働き方ができる”と世間へのアピールになります。やはり子育てネタなどの時には独身アナより子供がいるアナの方が説得力がある。最近はワーキングマザーをどんどん起用していこうという流れになっています」(同)
次世代エースは?
その“ワーキングマザー枠”で活躍しているのが、「NHKニュース おはよう日本」の首藤奈知子アナ(43)や、「あさイチ」の鈴木奈穂子アナ(41)だ。
「首藤アナは“ママアナ”のドンという感じです。和久田アナも育休明けの復帰については彼女に相談していたそうです」
と、先のNHK関係者。
「鈴木アナも実力は折り紙付きですが、現在注目されているのは、『あさイチ』の放送時間帯が日本テレビ系の新番組『DayDay.』と被っていること。NHKを辞めてフリーになった武田真一アナがMCを務めている裏番組との争いは、視聴率を気にしないNHKとはいえ、どんな“ガチンコ勝負”になるのかと気にしている人が多い」
昨年3月に妊娠が報じられた井上あさひアナ(41)も“ワーキングマザー枠”の一角を占めることになるとみられている。
「本人の負担にならないよう、歴史番組のナレーションなどで復帰するでしょう」(同)
首藤、鈴木、井上の3アナはNHK女子アナの“トップ”を争うレースからはすでに降り、それぞれの居場所を見つけている感がある。では、“絶対的なエース”であり“女王”の和久田アナの次を担うとみられているのは誰なのか。
「今春から『ニュースウオッチ9』のメインキャスターになった林田理沙アナ(33)は評判がすこぶる良い。東京藝術大学大学院音楽研究科出身で『ブラタモリ』でタモリさんに気に入られて注目されてから人気が出ました。ガツガツしないタイプで性格が良く、スタッフ受けも抜群で局内だけではなく局外にもファンが多い。ただ、和久田アナ級の“超エース”になるかはまだまだ分かりません」(先のNHK報道部門関係者)
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