著名人を尻目に“無名の港区議”が自民「東京27区」候補に大抜擢、背後にチラつく「森喜朗元総理」の影

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ダメもとで

――今回の国政転身について、森元総理に相談はしたのか。

「1月8日に国立競技場でラグビー全国大学選手権の決勝戦が行われ、早稲田と帝京が戦ったのですが、その場で先生とお会いしたのですが、その時に(国政転身について)お話ししました。その時、先生からは、『そうか、しっかり頑張れ』という言葉をいただきました。ただ、細かい相談はしておりません」

――選挙区が、当初目指していた7区から27区へと変わったことについては。

「私が国政への挑戦を発表した時点では、丸川さんの話(※衆院への鞍替え)は聞いておりませんでした。ですが、もちろん、党の方針ということであれば、それに従わざるを得ませんので、他に公募できるところがなければ、どこかの先生の事務所でお手伝いをさせていただくなどして、次の機会を窺おうと考えていました。そんな中、27区の支部長(※候補者のこと)を公募するという話が飛び込んできました。いろんな先生に相談させていただく中で、“ダメもとでチャレンジしてみればいいじゃないか”という言葉をたくさんいただいて。私は港区出身ではありますが、中高生時代は明大中野で、ご縁もあると思っています。また、区議会議員の経験も、存分に活かせると考えております」

フェアプレーの精神で

――4月6日に、森元総理が自民党本部を訪ねていることは知っていた?

「え?……いえ、初めて聞きました。でも、もし、本当に私のために行っていただいたのであれば、身に余る光栄です。(27区の候補者に)決まった後には、秘書の方を通じて、先生にご報告させていただきました。先生からの言葉は特にありませんでした。私は、他にどんな方が応募されていたのかは全く知りませんが、正直、いち区議会議員の私が、選ばれるとは思っていませんでしたし、難しいだろうなとは思っておりました。しかし、ありがたいことに、選出していただいた。フェアプレーの精神を持って、パワーと若さで、長妻さんに挑んでいこうと思っております」

デイリー新潮編集部

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