小池都知事側近の「豊島区長後継」の“酒豪女子”伝説 「酔っぱらった高際さんに殴られたり」

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上司部下関係なく

 2月8日、豊島区の齊藤雅人副区長が、高野氏からの伝言として、高際氏を後継指名した旨を代読。高野氏が亡くなったのはその翌日だった。

「高野さんは西武池袋本店にヨドバシカメラが出店する可能性について、『文化のまちの土壌が喪失する』と異議を唱え、賛否を巻き起こしました。昨年亡くなった指定暴力団・極東会の松山眞一5代目(享年94)とのツーショットが『FLASH』(2022年6月7日号)に掲載されたこともあった。全国的な知名度を誇った“豊島区のドン”が急逝し、小池知事の“秘蔵っ子”が後継指名されたことでがぜん、区長選は注目を集めることになったんです」

 一躍、注目区で“時の人”となれば、冒頭で紹介したような声が古巣から流れてくるのもやむなしか。

本人に聞いてみると…

 先の都政関係者はこんな懸念も口にする。

「昔は職場の旅行や飲み会で、酔っ払った高際さんに殴られたり蹴られたりした“被害者”が上司部下関係なくいたようです。高際さんは都庁内で“飲まなければ偉くなる”と言われてきただけに、出馬はすこし心配ですね」

 そこで、さる都幹部のもとを訪ねてみると、

「彼女は楽しくお酒を飲むので、憎まれてなんかいませんよ」

 こう言うのだが、過去に手や足が出たことがあったかを聞くと、

「そういうことがあったかもしれませんけど……」

 と、否定はしない。

 高際氏本人に“武勇伝”について問うと、

「ないない、ないない。誰がそんなことを言っているんですか!」

 と、明るく笑うのみだった。

週刊新潮 2023年4月13日号掲載

ワイド特集「激流の彼方に」より

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