中国の新兵器による撃墜の可能性は? 整備不良? 陸上自衛隊の「ヘリ消失」事故の原因に迫る
「陸自の種類は多すぎる」
諸説飛び交う中で今、最も有力な説が羽を回すローター部分や、それに関係する機械系統等に何らかの不具合が生じたケースだ。
「ローターが吹き飛べば、機体は瞬時に墜落します。18年の佐賀の事故でも、ローター・ヘッド(軸)とブレードをつなぐボルトが破損して事故が起きたと、調査で結論付けられています」(自衛隊関係者)
では、なぜそんな事故が一度ならず起こるのか。
「現在陸自が運用しているヘリは10種類近くもありますが、海自や空自は2種類ほど。ヘリは複雑な構造で、専門の知識を持った整備士を養成しなければならないのに、陸自の種類はあまりにも多すぎます。加えて部品の不足もあって、312機あるヘリの一部は運用できていません。今回の機体は点検済みだったと聞きますが、何らかの整備の不備があった可能性は否定できない」(同)
4月13日発売の「週刊新潮」では、いまだ全容が解明していない中で想定される原因について徹底解説する。
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