「中国軍が来たら投降する」台湾“最前線の島”のリアル 一方で民間の軍事セミナーが活況

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 3月末、台湾の蔡英文総統(66)が4年ぶりに米国を訪問。中国の激しい反発を尻目に、米台は「台湾有事」に備えた連携を着々と強化する構えだ。だが、実際に最前線で暮らす台湾人を取材すると、聞こえてきたのは日本人が知らない意外な“本音”だった。【広橋賢蔵/台湾在住ライター】

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 台湾有事は日本有事――。故・安倍晋三元総理が唱え続けて有名になった言葉である。事実、台湾島が中国人民解放軍の手に落ちれば、日本が原油輸入の90%以上を依存する中東との海上交易路は敵の意のままとなる。...

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