元小沢ガールズの田中美絵子氏が石川県議選でトップ当選 “不倫路チュー”払拭で「金沢市長も狙える」の声も

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国会議員と婚約するも1カ月で破談に

 その後、国政選挙へ挑戦し続けるも結果は散々たるもので、

「まず12年、『柿沢王国』東京15区に国替えして、柿沢未途氏に挑むも落選。14年には石川1区に再国替えして馳浩氏に挑み2度目の落選。そして、17年に『希望の党』候補として馳氏に再挑戦するもダメだった。毎回ドブ板選挙を繰り広げただけあって本人も意気消沈。しばらく実家の金沢に引っ込んでいたんです」(地元支援者)

 この間、プライベートでまたもや騒動を起こす。15年4月に衆議院議員の同期だった小山展弘氏と婚約したが、1カ月も経たずに婚約解消を発表したのだ。あれはいったい何だったのかーー。

「本人いわく、テレビ番組で『婚約届を持ってきた人と結婚する』と発言したら、その気になった小山氏が本当に持ってきたため、そういう流れになってしまった、と。『手すらつないでいない』とのことですが、真相は藪の中です」(同)

郵便局の夜勤アルバイトを経て市議に

 7年に及んだ浪人時代の最後は、実家で暮らしながら郵便局の夜勤アルバイトをしていたという田中氏。だが、ここから巻き返していく。19年、「最後の挑戦」と宣言して金沢市議選に出馬、1万票も獲得するトップ当選で政治家にカムバックした。

「ジジ殺しなところがあって、地元有力者にかわいがられた。何よりも無所属となって旧民主党色を消し去ったことが功を奏しました」(地元記者)

 そして今回、県議選に鞍替えし、激戦区の金沢市選挙区で2位に3000票以上の差をつけるぶっちぎりでまたもやトップ当選したのだ。中央ではほとんど報道されていないが、21年には9歳年上の金沢でフィットネスクラブなどを経営する男性と結婚。浪人時代にフィットネスクラブに通い詰めていたことが縁だったという。

 公私ともに絶好調。この勢いで国政復帰も目指せる?

「3度も落選して、そんな山っ気はもう残っていなさそうですがね。ただ、地元では『金沢市長あたりは狙えるんじゃないか』と言われ始めています」(前出の支援者)

 県議会では、森氏の側近でいまは知事となった馳氏と相まみえることになる。数少ない小沢ガールズの生き残りとしてこれからも頑張っていただきたい。

デイリー新潮編集部

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