全国初、徳島県警捜査1課に新設された「検視隊」 リーゼント刑事が解説する“伝統的な事情”

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年間1000体もある変死体

 検視など遺体に関する業務全般を担う組織「検視隊」が、4月1日に徳島県警捜査1課に新設された。遺体に関する専門部署の設置は、全国警察でも初だという。

 検視とは、病院で医師が正式に看取った以外の変死体(病院に搬送直後に亡くなったケースも含む)に対し、死因や事件性の有無を調べること。犯罪被害の見落としを防ぐ重要な仕事である。

「変死体が出ると、所轄警察署刑事課の係長(警部補)をメインに死体を調べます。着衣の乱れ、外傷など遺体の状態、簡易尿検査による薬物摂取の有無などを調べます。...

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