グローバルサウスの盟主を目指すインドの危うさ モディ首相の触れられたくない過去も問題視

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「中国という全体主義国家は、多方面からの戦略を用いて米国を追い落とし、世界に君臨する超大国になろうとしている」

 インド陸軍のパンデ参謀長は3月27日、米誌ニューズウィークのインタビューでこのように述べた。近年のインドの高官としては最も過激な中国批判の1つだ。

 パンデ氏は中印国境の最前線で指揮をとるインド軍の最高幹部だ。

 インドと 中国が軍事衝突したのは、1962年。両国の間の全長約3400キロメートルに及ぶ実効支配線の一部をめぐっての争いだった。...

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