「目指すべきではないというような差別的発言も…」元グラドル永井里菜(30)がさいたま市議に当選、語っていた転身のワケ

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グラドルとしての今後は…

 永井さんが地方議員となり解決したいのが、特に母子家庭の問題だ。

「この地区にはひとり親世帯が8,000世帯いますが、支援がぜんぜん足りていない。先日も小川市議と一緒に陳情をうかがった方は『貯金もなく、手持ちに数百円しかなく、もう生活ができないので勇気を振り絞って来ました』と相談に来られた。私の母も自分の洋服であったり楽しみを我慢して、私たち子どもに恥ずかしくない暮らしをさせてくれた。ひとり親というのは、貯金ができずお金が常に出続けるという感じなんです。そうした声をしっかり吸収して、私は市政に届けていきたいです」

 永井さんは来年の統一地方選に出馬し、自身が生まれ育ったさいたまで市議を目指す。国政については現在考えてはおらず「私は永遠のさいたま市議がいいです」とさいたま愛を語る。

 これまで公言はしていなかったが、グラビアアイドルは引退だといい、芸能活動についても引退の方向で考えている。多様性が求められる現在、永井さんのようなほかとは違ったバックボーンを持つ人が政治家になることは大事なことだろう。

 ちなみに売りであるY字バランスは「もう封印です」とのことで、当選しても議員としてのY字バランスを見られないのは少々残念だ。

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。現在は退社し雑誌、ウェブで記事を執筆。個人ブログ「OUTCAST」も運営中。Twitter:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

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