「目指すべきではないというような差別的発言も…」元グラドル永井里菜(30)がさいたま市議に当選、語っていた転身のワケ
「グラドルなんて」と言われても
現在はさいたま市の実家で暮らしをしながら、議員と一緒に市民からの陳情を聞き、毎朝7時から駅前に立ち、枝野議員や小川市議らとビラを配っている。
「目新しいのかビラを配っていると受け取ってもらえています(笑)。芸能の経験から人前に立つのには慣れていますし、人とコミュニケーションを取るのも好き。だから政治家は私にとって生きがいだなと思います」
一方で、芸能人から政治への転身となると、懐疑的な目で見られるケースも少なくない。特に永井さんはグラビアアイドルだけに、あらぬ批判を受けることがあるという。
「政治の世界で活動し始めてから、グラビアアイドルについて、女性のやる仕事として地位が低い、議員を目指すべきではないというような差別的発言もあります。でも私自身はそうは思いません。私自身、誇りと信念を持ってグラビアで活動してきたので、毅然とした対応をして参りたい。現在、グラビアアイドルをやっている方にも、頑張ってほしいと応援していきたい立場です」
自分だけでなく、枝野議員など周囲へも被害が及ぶのでは?と不安になったこともあるが、枝野議員からは「気にしなくて大丈夫だから、自信を持っていこう」と言葉をかけられたという。
政治用語など、日々わからないことを書き込んでいるというノートも見せてもらうと、びっしりと文字が書き込まれていた。こうした熱意もあり、支部の議員や秘書からも信頼を得ているという。
枝野議員の秘書を務める男性は「永井さんは、誰とは言いませんがぽっと出で出馬される芸能人の方とは一線を画している。選挙も手伝っていますし、自身の家庭環境から問題意識をきっちり持ち、皆が暮らしやすい社会を作りたいというビジョンもしっかりある」と評価する。
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