歌舞伎町で男女16人逮捕…ぼったくり被害急増のマッチングアプリ犯罪への対処法と、カモにされる人の特徴

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被害に遭わないための有効な方法

「今回のような、ぼったくりに悪用されるのは、圧倒的に“ヤリモクアプリ”が多いのです。男性は性的な目的を視野にライトな感覚で使う人が目立ちますから、下心丸出しのことが多く、騙す側からすればこうした男性を簡単にひっかけやすいわけです。特に暖かくなる春から夏にかけては開放的になり夜遅くまで活動する人も増えますから、こうした被害が多くなります」(同)

 今回の歌舞伎町や池袋など、ぼったくり行為をしても目立ちにくい、多くの飲み屋が集中する大きな繁華街が現場になることが多い。そのため、女性と会う場合は、最初はこうした大型繁華街で会わないようにするというのも、被害に遭う確率を減らす一つの手だという。

 他にも心得ておくべきことや、有効な対策はないだろうか。悪意を持って接触してくる相手の見分け方について、歌舞伎町の事情通が解説する。

「すぐに『会いましょう』と言ってくる人には要注意。誘いに乗ってホイホイ出ていくのはまさにカモです。携帯など直接の連絡先をしつこく聞いてくるのも同じ。メッセージのやり取りを何度か経て、この人ならと思ったら会うようにしましょう。また初めて会った女性が、露出が多く妙に挑発的な格好をするなどしていた場合も要注意です。男性を興奮させて性的好奇心を引き出しつつ、“ぼったくり店”に連れて行こうとしているかもしれない。会った人がそうした雰囲気の女性だった場合は、冷静になり距離を置きながら接することや、1軒目などで酒を飲みすぎないことも大事です」

 騙す側は、男性の“あわよくば”という、性的好奇心をくすぐりつつ、酒で正常な判断能力を失わせるのが狙いだ。この点は特に気をつけたいところである。

「犯意を持ってだまそうとしている女性は、交際に発展させる気がさらさらないわけですから、こちらのことを真剣に聞いてくることもなく、関心がないのがバレバレといった態度のことが多いです。会っていて自分に興味がなさそうなのに、どこかの店に連れていくことばかり考えていたり、高額なモノを買ってもらおうとアピールしたりする女性には、裏があると考えた方が安全かもしれませんね。いずれにせよ、見知らぬ男女が出会うわけですから警戒しすぎるくらいに警戒してもいいと思います」

 マスクも解禁になり、暖かくなるこの季節。ウキウキするのもいいが、常に「獲物」を狙っている勢力が街に潜んでいることを肝に銘じたいものだ。

デイリー新潮編集部

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