若林正恭と山里亮太の半生を描く「だが、情熱はある」 芸人ドラマブーム到来で次にネタになりそうなコンビの名

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たけし、志村、さんま

 21年にNetflixで配信された「浅草キッド」は、原作はたけし本人、劇団ひとりの監督・脚本で、たけしの師匠・深見仙三郎を大泉洋、たけしを柳楽優弥が演じたことで話題となった。

「実は『浅草キッド』が映像化されたのはこれが3度目。88年にはテレビ朝日がドラマ化しました。たけしさんを演じたのは天宮良、深見師匠は中条静夫でした。そして02年にはスカパー!で放送され、この時はたけし軍団のダンカンが脚本で、たけしさんを水道橋博士、深見師匠を石倉三郎が演じました。また、たけしさん原作のドラマ化で忘れてならないのは、彼の子供時代を描いた『たけしくんハイ!』(85年、NHK)でしょう。20%を超える視聴率を記録し、翌年には第2シリーズも放送されました」

 最近では2020年に亡くなった志村けんさんを描いたドラマもあった。

「21年末に放送された単発ドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』(フジ)は福田雄一の脚本・演出で、志村さんを山田裕貴、いかりや長介さんを遠藤憲一、仲本工事さんを松本岳、加藤茶さんを勝地涼、高木ブーさんを加治将樹が演じていました」

 連ドラでも単発ドラマでもないが、毎年少しずつ半生がドラマ化されているのが明石家さんまだ。

「年1回のペースで放送されているバラエティ番組『誰も知らない明石家さんま』(日テレ)の中で放送されています。さんまさんを演じたのは、菅田将暉、北村匠海、斎藤工、安田顕……といった豪華俳優たちで、再現ドラマではもったいないほど。時系列でまとめれば、立派なドラマになるかもしれません」

 芸人を主役にしたドラマの面白さはどこに?

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