若林正恭と山里亮太の半生を描く「だが、情熱はある」 芸人ドラマブーム到来で次にネタになりそうなコンビの名
元祖は志ん生とたけし
バカリズムの脚本で話題となった「ブラッシュアップライフ」の日曜ドラマ枠(22時30分~23時25分)で放送される。
「前作が話題になっただけに、“前作よりつまらない”と言われることを番組スタッフは恐れているでしょうね。若林と山里という2人の半生を日曜ドラマ枠で見てもらえるかという不安もあるでしょう。ただ上手くいけば、“芸人ドラマ”という新ジャンルが確立されるかもしれません。最近のドラマは医療、警察、学園とジャンルが偏る傾向があり、ネタ切れ、マンネリ化を指摘する声もある。視聴率でトップ争いをしている日テレが、朝の5分枠で錦鯉のドラマ化に挑戦し、日曜ドラマで『だが、情熱はある』をスタートさせるということは、勝算があると見込んだということでしょう」
もちろん、過去にも芸人を描いたドラマはあった。
「古くはフジテレビ系列の昼ドラ『おりんさん』(1983年、東海テレビ制作)でしょうか。落語家で昭和の名人・古今亭志ん生と妻・りん夫妻を描いたドラマで、りんを志ん生の孫に当たる池波志乃、志ん生を中村嘉葎雄が演じました。中村さんの名演は今も語り草になっています。その志ん生を大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』で演じたのがビートたけしさんですが、たけしさんの半生も映像化されています。映画『浅草キッド』は“芸人ドラマ”のハシリと言っていいかもしれません」
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