ストリッパー役に初挑戦の生田絵梨花 往復5時間かけて親友の卒業コンサートに出演する“義理堅い”素顔

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 数十人ものメンバーを擁する人気のアイドルグループの一員でも、ソロ転向後も活躍するのはほんのひと握り。その一人が、一昨年に乃木坂46を卒業した生田絵梨花(26)だ。

 演劇担当記者が解説する。

「最近はミュージカル専門誌の最新号に登場。昨年に上演された作品を対象に、演劇評論家や演劇記者が選ぶ、ミュージカル女優のランキングで堂々8位にランクインしたのです」

 注目すべきは獲得票数。

「若手の実力派女優・高畑充希(31)と同じ10票で彼女も8位だった。もはや“元アイドル”ではなく、いっぱしの女優ですよ」

 3年前は1票も獲得できずに圏外。一昨年はわずか1票で35位。そこから一気に飛躍を果たした格好だ。

「生田は過去にミュージカル『ロミオとジュリエット』でヒロインのジュリエットを、『レ・ミゼラブル』で主人公のジャン・バルジャンに引き取られるコゼットと、若くして命を落とすエポニーヌという二人の少女を演じました。が、いずれもトリプルやダブルキャストの一人だったんです」

 昨年は人気コミックが原作の「四月は君の嘘」のヒロインを単独で演じている。

「実質的には主演といえる役回り。歌や演技に成長を感じさせました。先の専門誌のランキングでも、作品部門で9位に入りました」

初の大物女優との共演

 その生田は4月9日に東京芸術劇場で開幕する「Musical GYPSY」に出演予定だ。1930年代のアメリカで活躍した伝説的ストリッパー、ジプシー・ローズ・リーの回顧録が原作で、娘をスターにすることを夢見る母・ローズを大竹しのぶ(65)が、その娘で後にバーレスクの女王となるルイーズ(ジプシー・ローズ・リー)を生田が演じる。

「日本では昭和57年の草笛光子(89)、ピンク・レディーの未唯mie(65)のコンビが初演で、平成3年の再演では18歳でヌード写真集を発売したばかりの宮沢りえ(50)がルイーズを演じて話題に。肌を露出した衣装で、共演した宝塚歌劇団出身の鳳蘭(77)も驚く演技力を披露。宮沢が女優として活躍する原点といわれています」

 生田にとっては、初の大物女優との共演になる。

「本人は“いままでにない挑戦になると思います”“何より大竹しのぶさんと、親子として舞台でご一緒できるのがうれしい”と意欲的です。大竹が演じるローズは、娘の成功を願うあまりに暴走する毒親の典型のような母親。舞台上で大竹と生田が繰り広げる丁々発止のやりとりには、いまから期待が寄せられています」

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