世界戦中止で大ピンチ 新米プロモーター「亀田興毅」が明かす「頭のてっぺんが薄くなって、メシも喉を通らない」ほどの苦悩

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「スーパーマンじゃないから落ち込むことも多いですよ」

 だが、“試練”はまたもや起きてしまった。かつてビッグマウスで名を馳せた“風雲児”は、プロモーターとして高い壁にぶち当たり、人知れず苦悩の日々が続いている。

「現役時代はリングで結果を出せばよかった。でも、プロモーターは自分ひとりでは仕事になりません。選手はもちろん、多くのジムの関係者やスタッフに支えられて、どうにか大会を運営している状態。スーパーマンじゃないから落ち込むことも多いですよ。常に神経を使うし、もうね、プロモーターになってから頭のてっぺんがだいぶ薄くなってきまして……。でも、プロモーターとして弱い姿は見せられないですからね」

 4月16日に控えた大会では、歌手のASKAがハーフタイムショーに出演することも発表されている。今回の興行が「プロモーター・亀田興毅」の今後を占うことは間違いない。

「大会名の『3150FIGHT』には、“最高の戦い”と、ボクシング界の“再興”という意味を込めています。いまはピンチをチャンスに変えるために頑張るしかない。神様は乗り越えられる人間にしか試練を与えないと思ってるんで。まぁ、そろそろ、救いの手を差し伸べてほしいところですけどね(笑)」

デイリー新潮編集部

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