米国の「代理戦争」プランに背を向け始めた台湾世論 背景にウクライナ戦争での不信感

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「中国は意図的に緊張を高めるが、台湾は常に慎重かつ冷静に対処している」

 台湾の蔡英文総統は3月30日、米ハドソン研究所がニューヨークで主催した講演会でこのように述べた。蔡氏の訪米に中国が警告していることを念頭に置いた発言だ。

 蔡氏はさらに「台湾海峡の不安定化は世界に深刻な経済・安全保障のリスクをもたらす」と述べ、すべての国に同地域で平和と安定を維持するよう呼びかけた。

 蔡氏は中米グアテマラ、ベリーズ歴訪の経由地として米国を訪れた。

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