「高山清司若頭」に言及した「池田孝志組長」を待つ運命

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6人の警察官が常駐

 6代目山口組との抗争に最終的な勝敗はついていないものの、神戸・池田による2社連合の敗北を疑う者はいない。その意味では、「ケンカに勝つつもりはない」との発言は冷静な現状分析とも受け取ることができるだろう。

「高山若頭がその言葉をどう感じるかは別にして、確かに高山若頭に何かあれば6代目側がぐらつくことは間違いない。守りを固めて長生きすれば活路は見いだせるということはあるかもしれません」

 そんな池田組長は健康のケアに余念がないようだが、「浪川会長との面談時はあまり元気がなかった」(同)とのこと。

「池田組長は件の散髪中の襲撃以降、自宅マンションに籠城状態のようです。執行部の6人も同じマンションに住んでいるということもあってか、マンションには6人の警察官が常駐していると聞いています。そういった姿勢も“現状維持”を示しているとは言えますね」(同)

池田組長のメッセージ

 シノギは豊富で、蓄えもタップリということで籠城の不自由さは別として、兵糧が尽きることはなさそうだが、別の点で懸念材料があるという。昨年の散髪中の襲撃の少し前には、池田組長の子息宅に6代目側からの車両特攻があった。

「池田組長は子息や孫の財産を保証してほしいとのメッセージを6代目側に伝えているようですね。もしかしたら今回の浪川会との話し合いでもそういった話題が出たのかもしれません。ヤクザも人間ですから肉親がかわいいのは当然でしょうが、そういった保証を願い出るならば池田組長自身、カタギになるべきではないかと強く感じますね」(同)

デイリー新潮編集部

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