【巨人】菅野智之が「後輩の面倒も見られない」と呆れられるワケ 「エースは戸郷翔征一人でいい」の声も

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3人揃って故障…「何をやってたんだ」

 人望を失った結果、昨オフ、菅野がハワイで行った自主トレに同行した選手は、東海大の後輩で投手の山崎伊織(24)、捕手の大城卓三(30)に加え、若手投手の堀田賢慎(21)だけ。年始の石垣島での自主トレは、山崎と堀田のみだった。

「直系の後輩くらいしか帯同したがらないのです。菅野クラスの自主トレに参加すれば、超高級ホテルの宿泊代や食事代、施設使用料はすべてタダ。ベテランの調整を間近で見られるので、普通なら志願者が続出するものなんです。大城は『予定ないなら来いよ』と菅野から声をかけられて、WBC前、年末のハワイの自主トレだけついて行ったんだとか」(同)

 周囲が菅野に呆れているのは、この自主トレ後の話なのだ。山崎と堀田も春季キャンプ中に故障。菅野本人も入れると自主トレに参加した3投手が揃って、開幕を一軍で迎えることができなかった。

「オフ中にプロの選手として求められるのは、シーズン通してプレーし続けられる体作りです。それが3人とも離脱なんて、結果だけ見れば何やっていたんですかという話。『子飼いの後輩を連れて遊んでいただけでしょ』なんて陰口も聞こえてきます」(同)

「俺が、俺が」でやってきたツケが回ってきた

 一方、ポスト菅野として将来を嘱望されているのが戸郷翔征だ。WBCでは2試合に登板し、5回を投げて被安打2、1失点の活躍。4月4日の今季初先発も6回無失点の好投を見せ、初勝利を飾った。

「戸郷は長いイニングも投げられる強さもあるし、安定感も増してきました。巨人の先発ローテは軒並み好調で、開幕から4試合連続でQS(クオリティ・スタート)を達成しています。もはや菅野がいないことすらみんな忘れていますよ(笑)。ここまで『俺が、俺が』でやってきたツケが回ってきたのかもしれませんね。原監督は菅野の顔を立てて『菅野と戸郷が二大エース』と評価していましたが、誰がどう見ても今やエースは戸郷一人の状態ですよ」(同)

 新旧エースの交代の時がやってきたということか。

デイリー新潮編集部

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