キムタクと“新人刑事”、安定の福山&大泉、新世代トリオ…「春ドラ」見逃したくない3本

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TBS「日曜劇場 ラストマン-全盲の捜査官-」

主演:福山雅治(54)、大泉洋(49)
放送時間:23日スタート、毎週日曜21時~

 福山が演じるのは皆実広見。FBI(米国連邦捜査局)特別捜査官だ。警察庁とFBIの連携強化を目的に、期間限定で来日した。

 事故で両目の視力を失っているが、鋭い分析力、嗅覚、触覚で事件を必ず解決することから、最後の切り札という意味で、FBIでは「ラストマン」と呼ばれていた。

 皆実の世話役を務めることになったのが、警察庁人材交流企画室の室長・護道心太朗(大泉)だった。護道家は代々、警察庁長官を務めあげてきた家系だが、心太朗は自ら志願し、エリートキャリアの道ではなく現場を選んだ。悪を憎み、犯人逮捕のためには手段を選ばない。

 一方、皆実は人たらしで愛嬌や社交性があるが、来日時にはやんちゃな面も見せる。飛行機内で暴行し、一時的に連行された。心太朗は肝を冷やす。

 さらに皆実は自分の歓迎式典で、「世間を賑わせている無差別連続爆破事件の犯人を逮捕してみせる」と一方的に宣言。心太朗は予期せず皆実の捜査に付き合わされることになった。

 おまけに、この事件は警視庁捜査1課の佐久良円花(吉田羊)たちが追い掛けていたため、心太朗は1課からの批判を浴びる。さらに皆実は1課の見立てを真っ向から否定したため、心太朗は窮地に立つ。

 私生活でも親しい福山と大泉の共演はNHK大河ドラマ「龍馬伝」(2010年)以来13年ぶり。King&Princeの永瀬廉(24)が心太朗の甥で1課の護道泉刑事を演じる。

 脚本はTBS「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(2021年)などの黒岩勉氏(49)が担当する。

高堀冬彦(たかほり・ふゆひこ)
放送コラムニスト、ジャーナリスト。大学時代は放送局の学生AD。1990年のスポーツニッポン新聞社入社後は放送記者クラブに所属し、文化社会部記者と同専門委員として放送界のニュース全般やドラマレビュー、各局関係者や出演者のインタビューを書く。2010年の退社後は毎日新聞出版社「サンデー毎日」の編集次長などを務め、2019年に独立。

デイリー新潮編集部

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